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介護を半年で転職するのはダメ?辞めるリスクや準備することなど

既に限界に達しているけど、介護職を半年で退職してしまうことは「スキルや経験がないと次の転職先がすぐに見つからないのでは?」と不安に感じる人が多いのではないでしょうか。

介護の仕事は体力的にも精神的にもハードなため、慣れない人にとっては「辞めたい…」と感じることが多々あり、実際に半年程度で退職する人は少なくありません。

この記事では、介護職を半年で退職したいと考える人が抱える悩みや理由、退職前にしておくべき準備などについて詳しく解説しています。

 

介護職を半年で退職するのは珍しくない

介護職において、自分に合わない職場で長く働き続けることは、仕事に対する意欲の低下やストレスの増加などの問題を引き起こす可能性があります。

介護職は施設形態や利用者、スタッフの年齢などによって職場の違いが大きく、自分に合った職場と合わない職場の差が大きいのが特徴です。長期間自分に合わない職場で勤務すると、介護の仕事自体が嫌になり、スキルアップやキャリアアップも難しくなる傾向があります。

介護経験者であっても、前職と環境が全く異なる職場に転職した場合、早期離職につながるケースが多いため「半年で転職」は決して珍しいことではありません。

厚生労働省「介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について」によると、介護職の38.2%が1年未満で離職しており、25.8%が1年以上3年未満で離職しています

この統計によると、4人に1人は3年未満で離職し、5人に2人は1年未満で離職していることになります。

このように、介護職の「半年で転職」は決して珍しいことでは無いことのデータ的な裏付けもり、転職先の採用担当も他職に比べると悪いイメージには繋がりにくいと言えます。

出典:厚生労働省「第99回労働政策審議会職業安定分科会雇用対策基本問題部会(資料)」

 

介護職を早期退職したくなる理由

ここからは、早期退職したくなる理由に関して触れて行きます。

 

人間関係の悪さ

介護職の退職理由で最も多いものは不動で、それは「人間関係の悪さ」です。

チームで働くため、職員同士の関係が密接で、上司との方針不一致、派閥、閉鎖的で同僚と馴染めない、などが原因で人間関係の悪化が深刻化すケースが増しています。

人間関係が劣悪だと、連携が取りづらく仕事がスムーズに進まないので、ミスが多発してしまい、さらに環境が悪くなる「負」のスパイラルに入ってしまいます。

このような環境下で半年程度頑張っても状況が改善されない場合に退職を考える人が多くなります。

 

人手不足とハードすぎる業務

介護職の労働環境が悪いと感じる要因として、力仕事や夜勤での体力消耗、休みが取れないこと、人手不足が深刻であることがあげられます。

特に人手不足が深刻で、初めての介護職での勤務でも自分の能力以上の仕事や責任を背負わなければならないことがあり、心身の負担が大きくなってしまうことがあります。

人手不足が深刻、休みが取れず疲れが取れない、夜勤で体力がもたない、寝つきも悪く全体的にだるい、これらの問題が複合的に起こり介護職員は退職をイメージするようになります。

 

介護職が合わないと感じたり、健康面に支障が出た場合

介護職に興味を持っていた人でも、実際に働いてみると思っていた仕事と異なり「介護職は自分に合わないのでは」と感じることがあります。

特に「やりがい」や「人の役に立ちたい」という極めて前向きな理由で介護職に就いた場合、理想と現実のギャップがあると、強いストレスを感じる傾向があります。

介護職は体力的にも精神的にも負担が大きく、人手不足も深刻なため、職場環境や自分自身の体調に合わせて働くことが大切です。

介護の仕事が楽しくない、忙しすぎる、他にやりたい仕事がある、将来性がないと感じたり自分の体調や健康に支障が出てしまった場合は、具体的に転職を考えた方良いでしょう。

 

介護職を半年で転職するリスク

介護職を半年で退職することは「珍しくない」ことを前述しましたが、早期退職のリスクに関しても押さえておいた方が無難です。

数週間や1ヶ月など極端に早い退職を繰り返している場合、「我慢強さが無い」、「計画性が無い」、「社会人として不安」というネガティブなイメージを面接官に与えてしまうのは避けられないでしょう。

また、「なんとなく居づらい」や、「嫌な利用者がいる」など些細な理由で退職を繰り返すと「辞めグセ」がついてしまい、計画的なキャリアアップが望めなくなってしまいます。

介護職を半年で退職するのは決して珍しくはありませんが、退職する前には後述の「準備」を進め、「辞める理由」を再確認して、「それは現職場では実現できそうにないのか?」、「転職先では実現できそうなのか?」をじっくり考える必要があると言えます。

 

退職する前にしておく準備とは

ここからは、転職に失敗しない「転ばぬ先の杖」、事前準備に関して解説します。

 

将来像を明確にする

介護職で転職を考える場合、まずは自分の目標や将来設計を明確にしておくことが大切です。

「資格を取ってケアマネージャーになりたい」や「こんな役職になりたい」など、自分が目指す姿を具体的にイメージすることで、自己PRや志望動機など履歴書に深みを出て、転職先の面接官にアピールしやすくなります。

また、介護職としての目標や将来設計を明確にすることで、自分に合った職場も見つけやすくなり、キャリアアップにつながる可能性が高くなります。

 

働きながら転職活動をする

働きながら転職活動を行うことは珍しいことではありません。退職後に急いで求人に応募してしまうと、自分に合わない職場に再就職してしまう傾向があるので、余裕を持って自分に合った職場を見つけられる可能性が高い就職中の転職活動がおすすめです。

介護職の転職を考える場合、まずは「マイナビ介護職」や「ココカイゴ転職」などの介護専門の転職エージェントに登録しましょう。

個人の情報収集には限界がありますが、転職エージェントには経験豊富なアドバイザーが付き、豊富な情報源からユーザーの希望に合った転職先を紹介してくれます。

転職エージェントは転職先との給与面の折衝や、面接の段取りまで無料でしてくれますし「事前見学」の段取りも取ってくれます。

 

まとめ

労働環境や人間関係から介護職を半年で転職することは決して珍しいことではありません。

厚生労働省のデータだと、介護職を1年以内に離職する人は5人に2人にのぼるので、転職先の面接官もそれほど悪いイメージは持たない可能性が高いです。

しかし、無計画な転職は「辞めグセが付く」など自分自身にとってもネガティブな影響をもたらすので、転職を考える際には事前準備が大切になります。

介護職の転職を具体的に考える場合、自分の将来像をしっかりと持ち、転職エージェントに登録することで転職成功の可能性が高くなります。

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