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うつ病で介護職を転職したい!取るべき行動や対策とは?

介護業界の人手不足は深刻です。

ベテランは体力的・精神的な理由で退職し、新人は短期間で離職や転職をしてしまう。

どこの事業所も同じような状況なので、給与は上がらず、上がるのは求人倍率だけ・・・

「この状況で、自分まで辞めたらこの事業所はどうなるのだろう?」と考える責任感の強い人が、うつ病を発症するケースが増えています。

今回は、介護職の人が「うつ病」になったときに取るべき行動、転職を考えた方が良いケースなどを解説します。

 

転職すべき?うつ病の対応策

病院に行き自分の状況を把握する

まずは心療内科か精神科がある病院に行きます。

医者に診てもらうことで、自分の状況が具体的に把握できます。

会社としても、「何か最近しんどい」という、抽象的な相談よりも、医者の診断結果があった方が対策をしやすくなります。

病院で症状を確認することで、その度合から、求職なのか、職場替えなのか、それとも様子見なのか、職場の上司や家族とも相談し、ある程度の方向性を出すことができます。

「自覚が無いのに、実は重度の症状だった」と言うケースもあるので、自己診断は当てにならないと考えた方が無難です。

 

風邪や腹痛と違い、うつ病には具体的な症状が無いので、なかなか病院へ足が向かない傾向があります。しかし、気が付いた時には重度のうつ病で、取り返しがつかないような状態になる前に、初期症状が見られる人は、まずは病院に行きましょう。

 

「うつ病」であることをオープンにする

「うつ病」の診断が出ても、「会社に迷惑をかけたくない」と言う思いや、自己の羞恥心などから、それを一人で抱え込んでしまうケースが見られます。

最も避けたいのは、今は軽度でも、それを放置することで、あるとき突然爆発してしまうことです。

その場合、休職や退職になってしまうケースが多く、かえって会社に迷惑をかけてしまうことになります。

先にも触れたとおり、現在の介護業界は、完全な売り手市場で、1人の介護職員に3~5件の事務所がオファーをしている状況です。

求人してもなかなか応募が無い状態なので、今在籍してくれている職員はとても貴重な存在になります。

課題がオープンになることで、退職にならないよう、事務所も何らかの対応をしてくれる可能性が高く、「うつ病」の診断結果を、しっかりと事務所の上司に伝えることは重要です。

さらに、同じような悩みをかかえる同僚もオープンにしやすくなり、事業所としての課題が浮彫りになる効果も期待が持てます。

 

事務所に要望を出す

うつ病であることを上司に伝えた後は、自己を守るために「要望」を事務所に出すことを検討してください。

うつ病が軽度の場合は、配置転換で症状が良くなることもあります。自分が望む形を、なるべく具体的に会社に伝えましょう。

本来、人員不足の対策を考えるのは従業員ではなく経営陣です。

経営陣として、対策すべき事項は、「新規受け入れ件数を制限する」や「行事や、委員会活動を減らす」などがあります。

これらの提案するのも方法の1つです。

 

転職を考える

事業所に要望を出しても、改善が見込めない場合、転職も視野に入れる必要があります。

先にも少し触れましたが、人手不足の根本対策は事業所が、業務の範囲を狭くしたり、職員の負担を少なくしないと進みません。

最もやってはいけないのは、職員が減っても、以前と同じ業務量を少ない職員に付加することです。

自分が転職した後の同僚のことが気になりますが、これから長く仕事をするため、自己の体や精神を守るのはとても大切なことです。

うつ病でもなかなか要望が聞いてもらえないと悩んでいる人がいるのも事実です。

この様なケースでは積極的に転職を検討しましょう。

 

うつ病の初期症状

うつ病は、自覚症状があまりなく、気が付いたら取り返しのつかない状態になっていた、と言うケースも珍しくありません。

まずは、うつ病の初期症状を見て行きます。

 

食欲がなくなる

うつ病になると、食欲がわかなくなり、少ししか食べられなくなることがあります。

中には、食事後に胸やけや吐き気を感じるケースがあります。

 

理由も無く泣きたくなる

車を運転しているときに、なぜか不意に涙が出たなど、理由も無く涙が出てくるケースがあります。

感情のコントロールがうまくできず、涙もろくなるのもうつ病の初期症状の一つです。

 

理由もなくイライラする

感情のコントロールができず不安定になり、ささいなことで不機嫌になってしまったり、怒りが爆発してしまうのも特徴の一つです。

身近な人にぶつかってしまうケースも見受けられます。

このイライラ感を放置していると、うつ病を進行させるので注意が必要です。

 

集中力が切れやすくなる

集中が続かなくなるのも特徴です。

入浴時やテレビを見る時、または、同僚との会話中などで、ボーっとしてしまう時間が増えている場合は要注意です。

 

眠れなくなる、もしくは過眠になる

うつ病になると、寝つきが悪くなる傾向があります。以前よりも30分以上、眠りにつくのが遅くなった人はうつ病の可能性があります。

また、睡眠時間が異様に長くなるケースも見られます。昼間寝込んでしまったり、休日がほとんど睡眠で潰れてしまうなどの経験がある人も要注意です。

 

これらの症状がある場合、うつ病の初期段階の可能性があります。

重度のうつ病になる前に、できる対策を考えましょう。

次の章では、うつ病の対応策を解説します。

 

まとめ

今の介護業界の人手不足は深刻です。そのしわ寄せが介護職員に及び、うつ病になってしまうケースが後を経ちません。

今回は、うつ病の初期症状や、症状が見られたときに取るべき行動などを解説しました。

これからの長く仕事をしていくため、「体の健康」と同じくらい「精神の健康」は大切です。

まずは「自分を大切にする」ことの優先順を上げてみてください。

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